進学/就職~社会人

Q
運転免許をとりたいと思っています。
どうすればとれるでしょうか。
A

てんかんがあっても、次のような一定の条件を満たせば運転免許取得のための診断書申請は可能です。

  1. 過去5年以上発作がない患者
  2. 過去2年以上発作がなく、今後も数年間は発作をおこす恐れがないと医師から判断された患者(数年後に臨時適正検査が必要)
  3. 1年間の経過観察で、意識障害や運動障害を伴わない発作しかおこしていないと医師から判断された患者
  4. 2年間の経過観察で、睡眠中の発作しかおこしていないと医師から判断された患者

免許の取得については保護者の方とよく相談し担当医師に診断書を書いていただきましょう。
運転免許について詳しくは最寄りの警察署や運転免許センターにお問い合わせください。

Q
就職先の選択について悩んでいます。アドバイスをお願いします。
A

てんかんの患者さんが成人になり就職する時には、将来を視野に入れて職業を選択していくことが重要です。可能な限り、本人の希望や個性、能力に合わせて、柔軟に職業を選択していくことが望ましいと言えます。
ただし、発作によって意識がなくなると直ちに大きな事故に繋がる危険性がある仕事、すなわち運転、高所や危険性の高い場所、危険性の高い機械や道具を使った作業などは避けるべきです。
職業に関する免許や資格には、「障害者欠格条項」という規定があり、資格取得や更新などに制限がある場合がありますので、事前に関係する機関や担当医師に確認が必要となるでしょう。
また、発作を防ぐには規則正しい生活が大切ですので、夜勤がない、残業が少ないなど、勤務時間帯にも考慮しましょう。
就職相談は、ハローワーク、障害者職業センター、障害者就業支援センターで受け付けています。
進路は本人だけでなく、家族や周囲の方、担当医師を交えて、よく相談しながら進めていきましょう。
なお、勤務先が決まった場合、勤務先の理解や情報交換なども配慮しましょう。
成人後に飲酒する場合は、過度な飲酒は禁物ですので、勤務先の理解も重要となります。

公益社団法人日本てんかん協会

Q
娘にボーイフレンドができました。親としてアドバイスしてあげられることはありますか?
A

恋愛は、人生にとって大切な経験となりますが、同時に感情が不安定にもなります。
まずはボーイフレンドが理解してもらえそうならば、病気のことを正しくお伝えすることが理想的です。2人だけで過ごす時間も増えますので、てんかんの患者さんには適していない無理な行動やリスクのある環境を避ける知識を共有してもらいましょう。医師の指示を守って、節度あるおつきあいであれば、てんかん発作を十分に抑制できます。
また、将来的に結婚・妊娠と夢が広がります。
しかし、自分の親戚を含めた周囲や社会の中には、偏見や病気を誤解した人がいる可能性があります。
てんかんを持つ女性の多くが妊娠・出産を問題なく行えますが、妊娠期間中の発作や抗てんかん薬の副作用などが悪影響をもたらすこともあります。
結婚や妊娠など女性にとって大切な節目には、担当医師にも伝えておきましょう。